ロボットと人間が子どもを作れるようになる
イギリス・ロンドンで開催された「第三回ロボットとの性愛に関する国際会議」で、世界的権威デビッド・レヴィ博士は、最新の研究から自分の子どもを産んでくれる「セックスロボット」が将来的に実現する可能性があることを示唆しています。
この技術は、東アジアの研究者キム・ジョンファンが開発したロボット染色体と、幹細胞から作られる人工生物技術を組み合わせることで実現するとされています。
これは、人格を持つことができる人工生物を作るための、コンピュータ化されたDNAコードです。このDNAをTNT(再生チップ)を通して皮膚細胞に注入すると、その遺伝子を子孫に継承することが可能とのこと。
レヴィ博士によれば、「細胞生物学とナノテクノロジーの進展の驚異的な速さを考えれば、今後100年以内に人とロボットのハイブリッド児が登場する可能性は十分」ということです。
しかしながら、こうした技術が実現すると、子どもたちがどのような環境で育つのか、また、人工生物がどのように扱われるのかについて、社会的な議論が必要となるでしょう。このような技術がもたらす社会的・倫理的な問題について、私たちは今後も議論を続けていく必要があります。